うつ治療に学ぶ医学的ストレス解消 ~メンタルハック

旧帝大理系→人気企業入社→活躍!→うつ発症、休職→うつを軽視し即復職→うつ再発・再休職orz(イマココ)  意識高い系の元モーレツ理科系クリエイターが、挫折を経て最新のストレス研究を徹底調査&即実践!メンタル強化への役立つ情報と、自身の体験談を更新中 @eli_masa_ /メタ認知/マインドフルネス/ワーキングメモリー

感情hack法④ 対人関係療法

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※追記
こちらの記事をツイッターで告知するとき、不躾ながら水島先生を宛先に入れたら・・・。
大ファンである先生がリツイートして下さいました。感激・・。 @MizushimaHiroko
そのことについてお礼、私の仕事、ブログの今後などについて最新記事更新しました。
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今週も良い週にしましょう!エリまさです。
 
月曜日出勤されてる方多いと思います。
私も開館と同時に図書館に到着しブログを書いてます。(少しでも罪悪感を減らすため…苦笑)
 
今日は新しい感情hack法を紹介です。
 
↓↓感情hack法一覧↓↓
認知行動療法と同じ、心理療法なので、ナンバー的には④ですが、
先にこの感情hack法④対人関係療法を紹介したいと思います。
 
日本では、精神科医水島広子先生が先導している方法で、
認知行動療法とともに、効果が科学的に証明されている精神療法です。
 
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◾️概要
一人の「重要な他者」との「現在の関係」に焦点を当て、関係を改善させることによって、
不安症を治療していく精神療法。
(重要な他者には、既婚者の場合は配偶者、
 独身の場合には交際相手もしくは家族を設定するのが一般的なようです)
 
◾️効果
・仕事などで何か大きなストレスがかかるような状況に陥っても、
 重要な他者との関係が良好であれば、悩みを共有することができ、
 クッションのような役割を担ってもらえる
 
抑うつサイクルに陥ったり、認知の歪みによる極端な考えをしているときに、
 客観的な意見・アドバイスをもらうことができ、悪い状態から抜け出しやすくなる。
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と言われても、いまいちピンとこないと思うので、
いつものように私の実践例を載せます!
 
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[ステップ0]:主治医に「対人関係療法」の本を紹介される。
 抗うつ薬の効果や、ゆっくりと休んだおかげで、
 うつの治療に対して、前向きになってきたとき、何か推薦書はないかと尋ね、
 認知行動療法の本などとともに紹介されたのが、自分でできる対人関係療法という本
 でした。
 
[ステップ①]:重要な他者の設定
 次の診察の際に、主治医に相談し重要な他者を設定しました。
 私は、独身、現在彼女なしのため。。
 仲の良い姉を重要な他者と設定しました。
 
 両親ともに健在なのですが、父とは折り合いが悪く、母は少し気分屋な所があるので、
 姉が良いのではないかという話になりました。
 (こういう例は珍しいと思います)
 
[ステップ②]姉に「対人関係療法」について話す
 普段から定期的に会い、何でも話せる関係だったので、
 病気になってからも定期的に会いに来てくれていました。
 
 そこで、この治療法について説明し、
 エリまさ:「これからは今までよりも詳細に、
       最近あったこと、それについてどう感じているかなどを、伝えるのでよろしく」
 
 と言った所、
 
 姉    「分かった!じゃあ、その認知の歪み?みたいなのを感じたら、
       やんわり指摘すれば良いのね」
 
 と、何とも、物分かりの良い、、、。
 
[ステップ③]実践する
 その日から、LINEの頻度が少し増え、あとは会ったときに話すというのが続きました。
 
 ・母親のふとした言葉に傷ついたときには、こんな指摘をされたり。
 
  姉「それは気にしすぎじゃない?母は多少ヒステリックで機嫌が変わりやすいけど、
    大きな方向性として、エリまさのことを心配してるのは絶対に間違いないよ」
 
  
 
 ・先日、認知行動療法の具体例で書いた、仕事に関するできごとについても、
  姉に話したのですが、
 
  じっくり話を聞いてくれたあと、
  姉「そうかー、それは残念だったね。」とだけ。
 
  でも、それだけでだいぶ気が楽になりました
 
  悩み相談において、共感が大切なことは言うまでもありませんが、
  重要な他者と設定し、普段から密にコミュニケーションを取っている相手からの
  共感により、安堵感を強く感じました。
 
  (あまり書くと、気持ち悪い姉弟愛みたいになるので、この辺にしておこう・・)
 
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以上、具体的な実践例でした。
 
 書けば書くほど、
なんか気持ちの悪い姉弟愛の話になってしまうので、
自分の筆力の無さを切に感じますが笑、
まぁ今回うつになり色々なことがありましたが、姉には本当に助けられました。
 
最近読んだ、ポジティブ心理学という分野の本に、
 
教育や知性、年収(ある程度以上)などは、幸福度にはあまり関係なく、
「家族など大切な人との人間関係を大切にし、
 長い時間を一緒に過ごして、それを楽しむと幸福感が強くなる」
 
と書いてありました (あまりにも正論・・)
 
でも、こんなこと小学生の頃は当たり前だったのに、
大人になると、色んなことに追われて、ついついないがしろにしてるもんですよね。
  
以上、本日もお目通し戴き、ありがとうございました!
 
 
--追伸--
ちなみに、水島先生の本はたくさん持っています。 
 

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どれも読みやすく、特に女性の方は共感しやすいんじゃないかな〜と思います!