うつ治療に学ぶ医学的ストレス解消 ~メンタルハック

旧帝大理系→人気企業入社→活躍!→うつ発症、休職→うつを軽視し即復職→うつ再発・再休職orz(イマココ)  意識高い系の元モーレツ理科系クリエイターが、挫折を経て最新のストレス研究を徹底調査&即実践!メンタル強化への役立つ情報と、自身の体験談を更新中 @eli_masa_ /メタ認知/マインドフルネス/ワーキングメモリー

ネガティブな感情の悪循環 (うつの人がどんなことを考えているのか)

何か悪いことがあって、落ち込んだり、嫌な気持ちになったとき、
他のことにも悪影響が出てしまう。
 
そんな経験が、みなさんには今までありませんか?
 
今回は、うつの最大の原因と言っても良いと私が考えている
「ネガティブな感情の悪循環」についてです。
 
誰でも悪いことがあったら、気持ちが沈むのは当然ですが、
ある程度、早くに気持ちを切り替えることができる人もいれば、
気持ちを切り替えるのに時間がかかる人がいると思います。
 
私、エリまさは、完全に後者です。
(でも、今回の経験を機に、早く切り替えれるようにしていきたい!)
 
今回、休職中に、たくさんの本を読み(マンガ・新書から専門書まで)、自分の病気を理解しようと努めた中で、
もっとも大きな発見は、この「ネガティブな感情の悪循環」についてでした。
 
図:ネガティブな感情の悪循環

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この図は、ティースデールのiCSモデルを基に、
一般的に平易な言葉を使って表したものです!
(単純ですが、分かりやすくできたと思います。自信作!)
 
①何か悪いことがあると、人は憂うつな気分になります。
 (例:ミスをしてしまった・・。悲しい)
 
②そして、ここがポイントなのですが、憂うつな気分になると、
 ネガティブな思考回路が、通常よりも強まってしまうのです。
 
③強まったネガティブな思考回路により、否定的な考えが生み出されやすくなります。
 (例:またミスを繰り返してしまうのではないか。)
 
 この悪循環が続くと、
 「ついこの間も、似たようなミスをして怒られたところじゃないか」
 「ミスばかりしていたら、周りからの信頼は確実に失われるぞ」
 「自分には仕事しかないのに、そこで結果を残せないのは人生において大きなマイナスだ」 
 「そもそも自分の人生は失敗だらけだ。部活・受験・就職・社会人生活いずれも失敗の連続だった」 
 「ここまでやってこれたのが不思議なくらいだ。」
 「それにこれからの人生についても、一体どんな希望が持てるのだろうか」
 「このままだと周りに迷惑をかけ続けることにもなる。」
 「いっそのこと・・。そうしたら、きっと周りの人も許してくれるだろう」
 
『いやいや、さすがにここまでネガティブにならないでしょう!!ヾ(・・;)ォィォィ』
 と、お思いの皆さん!
 
これ、つい数ヶ月前まで、真剣に、私エリまさが考えていたことです。
つぶやきのように残されていたevernoteの切れ端をつなぎ合わせて作成しました。
 
ではどうすれば、この「ネガティブな感情の悪循環」から抜け出せるか。
 
それが、初回の記事で触れた、
認知行動療法であり、マインドフルネスであり、薬物療法でありetcというわけなんです。
 
詳しくは次回以降を乞うご期待!
 
P.S.
このネガティブな感情の悪循環のたちの悪いところは、
考えていること自体が100%間違っているわけではないというところなんです。
この間ミスをしたこと、ミスをすると信頼を損ねること、仕事は人生においてある程度大切なことであること、人生誰しも多くの失敗を経験していること、将来は希望だけではないこと、今後も周りに迷惑をかけることがもちろんあること。
最後のいっそ・・のところだけは、明らかな間違いですがね。