週刊メンタル・脳心理ニュースTop6「独り言LINEで不安解消」「松井一代を精神医が分析」「AI自殺予想」 7/10~7/15おまけもあるよ
エリまさです。
今週で3週目の週刊ニュースです!
今週は遅れることなく更新できました!イェイ!!(なんだったら1日早いです笑)
では、トップ6、およびおまけ記事の発表に参ります!
なるべく、マニアックなものはおまけに入れたので、
ストレスフルな毎日を送るビジネスマンもぜひ、さらっと目を通してもらえると!
6位:独り言LINEを使った不安解消法!成功する人は心配性!? 脳外科医が教える「不安」を「行動力」に変える方法 | ダ・ヴィンチニュース
タイムラインを自分しか見られない設定にし、不安を感じたら次のような操作を行う。
1 不安を感じたときの出来事のみを文字で記す
2 そのときに心に浮かんできた考えを文字で記す
3 「2」のときに感じた感情と逆のスタンプを押す
[ 実践例 ]
ばかばかしいですが、内容は極めて理にかなってるようにも思います。
(ただ、絶対に他人に見られたくないやつですよね、コレ。キチガ…(ry )
以前、比較的新しい精神療法のACTを読んだ時、ネガティブな考えが浮かんだら、
それをハッピーバースディのリズムで歌うと、気が楽になると書いてありました。
(バリバリの専門書に書いてあった笑)
「俺は、ブログが続かない〜♩毎日更新なんてできっこなーい♩
できないね〜 ディア エリまささーん♩ コツコツが苦手〜♩」
…ちょ、ちょっとだけ、すっきりした(ような)!?
5位「なぜか自分のことを好きになれない人」へ――精神科医がおすすめする 心を浮かせる名作映画(6) | ザ・リバティweb
アメリカでは、精神医学の立場から見て「沈んだ心を浮かせる薬」になる映画を選ぶカルチャーがあります。一方、いくら「名作だ」と評価されていても、精神医学的に「心を沈ませる毒」になる映画も存在します。
→これ、めちゃくちゃ良い試みだと思うんですが!
忙しいビジネスマンにとって、とても考えさせられるような深いテーマ・
読後感の悪いテーマの映画って、正直仕事にとっては毒ですよね。
情熱大陸みたいに、見終わったとき、よし俺も頑張ろう〜!って思えるかどうかを、
専門家の尺度で測ってもらえるのは良いことだと思います。
ちなみに、見たことあるのは一本しかなかった・・。
逆にこれから見れるってことですね!
4位:働く女性の行動を曜日別に分析 - ストレスオフの鍵は?
低ストレス女性と高ストレス女性の行動を曜日別に比較したところ、ストレスレベル・曜日に関わらず「湯船に浸かる」ことを心がけている人が5割以上と多いことがわかった。
ストレスレベルで差が出たのは「睡眠を7時間以上とる」という行動で、高ストレス女性は平日20%以下だったのに対し、低ストレス女性は30%以上という結果に。特に、週半ばの水曜日(高ストレス女性18.5%、低ストレス女性51.5%)と木曜日(高ストレス女性17.4%、低ストレス女性43.1%)で大きな差が見られた。
これ非常に面白いですね。
その他。「ストレス発散の食事をする」はマイナスで、「ジム」「お酒を飲まない」「セルフケアに時間を割く」「家族と食事」はプラスなようです。
世の中のストレス発散方法には、建設的なものと破滅的なものがあると思いますね〜。
酒・タバコ・暴食・まして精神安定剤の過剰服用などは、破滅的です。一時的に良くても状況は悪くなるばかり・・。個人的には、激しい音楽とか、女性との不適切な関係、大勢でワイワイする食事なども、一瞬楽しくてもその後破滅の道に進む気がします。
運動、早く寝る(遅く起きるのはダメ)、お風呂 など、ストレス発散かつ、自分の健康度をアップさせてくれるようなことを、ストレス発散にすると良いと思うんです!
3位:「与えると幸せ」 脳スキャンで仕組み明らかに 研究:時事ドットコム
すなわち「与えることが、自分を幸せにする」のだという。
このことを調べるために、独リューベック大学などの研究チームは、スイス・チューリッヒにある研究室で被験者50人を対象とする実験を行った。実験では、気前の良い行動を取った後の被験者らに自分自身の幸福度を自己申告させた。
その結果、被験者らは一様に、与えることは快感を覚える経験だと述べた。
同時に、気前の良さに関連する脳の部位が、幸福感に関連する別の部位の反応を誘発したことが、MRIスキャンで明らかになった。
→これは、まさに、私が先日経験した、ポジティブ心理学の考え方の、脳科学的な実証ですね!!
↓↓詳細は以下をご覧下さい。ブクマ数はあまりでしたが、スターがたくさん付くという
温かいお話です。↓↓
2位:うつ病患者とそうでない人の間で差異が認められる33の血中代謝物質を同定-徳島大
研究グループは、血漿中に含まれる代謝物質を網羅的に分析・解析するメタボロミクスという手法を用いて、うつ病患者33名とうつ病でない33名の2つのグループを比較。グループ間に差異を認める33の血中代謝物質を同定したという。さらに、グルタミン酸作動性代謝物質のバランスを示すグルタミン/グルタミン酸比、酸化ストレスを反映するメチオニン/メチオニンスルホキシド比、トリプトファン代謝経路物質のキヌレニン/トリプトファン比の異常を明らかにした。
また、ROC曲線解析により、これらの代謝物質の一部が高い精度で2つのグループを区別できることを示したという。同一サンプルを用いた、抗うつ薬による治療8週間後の代謝物質の変化についても調べた結果、治療前に患者群で低下を認めていたグルタミン濃度とキヌレニン濃度が、治療により増加し健常者群に近づくことが明らかとなった。
→うつ病の血液検査関連のニュースは、ずっとウォッチしていますが、
着実に進展していますね。特に、抗鬱剤によって、健常者に近づく効果が得られたというのは、大きなことだと思います。
今ある光トポグラフィーという脳の血流をヘッドマウント型の機器で測定する
方法での診断では、
その人のかかりやすいタイプの精神疾患が分かっても、治療による経過変化は
見られないですから。
これでうつ休職者の大きな壁の一つ、「本当に治ったのかを証明する手段がない」
問題が解決されれば良いのですが。
1位:松井一代を精神医が分析:退行期パラノイアの可能性
松居は自身のブログで「1年5ヶ月も尾行され続けているの」「4月21日の夜から 旅立つ準備をしていました」などと綴っているため、芸能界からも松居の状態を心配する声が相次いでいる。
たとえば、演出家のテリー伊藤は6日放送の『ビビット』(TBS系)内で、「かなり松居さん自身が、精神的なバランスを崩している部分がたくさんあると思うのね」と推察。精神科医の先生曰く、40~60歳くらいの女性が被害妄想や嫉妬妄想を抱く場合、その原因疾患として多いのは「退行期パラノイア」である。
退行期パラノイアは圧倒的に女性に多く、不安と高揚が入り交じった不安定な精神状態になる。最初はなんでも邪推し、ちょっとした疑念や不信感を抱くことから始まり、次第に誤解や錯覚が頻繁になる。やがて、一貫した内容を持つ妄想へと発展する。
→ブログの件はなんとなく耳にしてましたが、様子がおかしいのは気になりますね・・。昔だったら、情報を個人で発信することはかなり難しかったと思うので、現代ならではだなと感じました。
また、病院に行くと、50代〜60代前半の女性が非常に多いです。病名はもちろん分かりませんが、
更にちなみにですが、日本でいうステレオタイプの鬱って「超真面目サラリーマン40代、目がうつろ」って感じじゃないですか。アメリカでは、「子どもたちが巣立った後の50代主婦。喪失感」っていうのがステレオタイプだそうです。
この辺りも文化の違いを感じますね。
以下、個人的に注目のおまけ記事です!
おまけ①「大丈夫じゃなくても大丈夫」カウンセラーの言葉が勇気をくれた。ハーバード大学での心のケア | 古川あかり
ハーバード生の7割以上がメンタルヘルスのサポートを受けている
2016年に卒業したハーバード生(学部)のうち、73.9%が何らかのメンタルヘルスのサポートを受けていたというデータが発表されました(ハーバード大学の関連記事はこちら)。
ハーバードでは、「話を聞いてもらいたい」という気軽な気持ちで大学の保険対応内でカウンセリングを受けることができ、「自分だけですべて解決しなくても大丈夫」という、サポートを受ける文化が根付いているように感じます 。
→これは日本との圧倒的な違いですよね。欧米はメンタルヘルスに対する理解が強いというか、少なくともより一般的なものとして捉えられているように思います。
私の学生の頃、そんなことが大学で受けられるなんて知らなかったし(事実、受けられるのかも不明)、小学生くらいの頃は、そういうところに行ってるだけで劣等生のレッテルを貼られた気がします。。 (というか自分も貼ってたんでしょうね、きっと・・)
しかし、日本でカウンセリング、カウンセラーが一般化しないのはなぜなんでしょうか?定性的な話をしますが、海外ドラマって、めっちゃカウンセラー出てきません?
一人一人に、かかりつけのカウンセラーがいるのが当たり前のような。
どうしてなのか、制度やカルチャーの観点からも調べたい!
おまけ②デジャヴ体験は我々に“あるメッセージ”を送っていたことが判明! 最新脳科学が解き明かす!
だが、研究者たちはこの問いに、少しずつ答えを見出しつつある。それは、デジャヴという体験が「誤った親密感を間違いだと知覚する現象」ではないかというものだ。つまり、本来感じるべきでないところで生じた親しみに対し、その(バグとでもいうべき)感情は間違っているとエラーメッセージが出ている状態、それがデジャヴだというのだ。成長に伴い、間違った親密感というエラーが出ても無視することを学ぶので、大人はデジャヴを体験しにくくなるというわけだ。
→これすごい納得のいく説明だと思いました。本来、なんとなく来た頃あると感じる場所なら、「快」の感覚が働いてもおかしくないのに、デジャヴと思った瞬間に急にちょっと気持ち悪くなりますもんね。おもろー
おまけ③AIを使えば、かなりの精度で自殺を予測できる | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
するとAIアルゴリズムの予測精度は「2年以内に自殺を試みる可能性」で86%、「1週間以内」では92%に達した。ちなみに、リベイロらがメタ分析した各種要因の精度は約58%だ。
難しいのはこれを治療にどう生かすかだ。データの共有法や、自殺の危険性を誰に知らせるかという問題がある。自分の勘より機械を信じるよう、医師たちを納得させるのも大変だ。ウォルシュが考えるのは、コンピューターの助言を参考にして医師が判断する「ハイブリッド」な方法。反対に、人間の判断がコンピューターに入力するデータになると想定する専門家もいる。
こういう、問診的な判断は圧倒的にAIにとって変わられるでしょうね。熟年医師の勘みたいものって、どうしてもナレッジに落とし込見づらいと思うので、新人は自ら辛い経験をしながら学ばないといけませんでした。それがなくなるのは素晴らしいなと。
良く言われる話しですが、精神疾患以外にも、例えば、腹痛の症状が、その人の遺伝子、本人、家族の病歴、 問診の内容、レントゲンなど各種検査内容を、AIに食べさせると、人より的確な診察ができるようになるそうです。
おまけ④後頭葉の脳回形成の変化が統合失調症発症を予測することを解明
→こういう予防的な部分での研究の進歩も患者側としては嬉しいです。
特に、統合失調症は、周囲が明らかな異変に気づくときには、
本人の判断能力が損なわれており、医者に行くのが遅れるという実態が
あるように思います。
最後に1週間の記事を