うつ治療に学ぶ医学的ストレス解消 ~メンタルハック

旧帝大理系→人気企業入社→活躍!→うつ発症、休職→うつを軽視し即復職→うつ再発・再休職orz(イマココ)  意識高い系の元モーレツ理科系クリエイターが、挫折を経て最新のストレス研究を徹底調査&即実践!メンタル強化への役立つ情報と、自身の体験談を更新中 @eli_masa_ /メタ認知/マインドフルネス/ワーキングメモリー

(続)マインドフルネスの壁 ②眠くならない裏技③究極のポーズの探求

エリまさです!
前回ご好評いただいたマインドフルネス体験談(失敗談)の続編です。
 

前回の振り返り:あるある①呼吸に意識集中すんのマジむずい

前回は、ブログ開始しほぼ初めて、はてブが付きました。嬉しかった・・(感涙)
要約すると、「あるある①呼吸に意識集中すんのマジでむずいよ!!」そして、
できないときは数を数えると良いよ!ということでした。
→初回瞑想時の"脳内再生の実況"、俺も俺も!と同意の意見を複数いただきました笑。
 
でも、まだまだ「あるある」あります!(1つだけじゃないんです。RGとは違(ry)
どんどん紹介しましょう。

あるある②瞑想中、まじ眠くなる!&対抗策知らないと抗う術なし

静かで、少し薄暗くした室内。流れるCDの声は、女性ナレーターの穏やかな声。
目をつむり、体の力が抜け・・。そりゃ眠くなります。
そして、一度眠気を感じたら最後、ストレッチしたり、少し立ち上がったり、
ましてやコーヒー淹れたりできないですから。そりゃもう眠気の蟻地獄です。
 ※少し慣れると、瞑想で脳内物質セロトニンが放出され、「静かな覚醒状態」になり眠くなくなります!
 
一緒にマインドフルネスのプログラムを受講していた、
落ち着きのある男性の方がいました。(40代くらい?たぶん独身で俗世から離れた感じ。短髪)
 
瞑想後の感想でも、

f:id:ninchiko-udou:20170703180615p:plain

と、瞑想の習熟度も非常に高いレベルにまで達してらっしゃるようでした。
 
ある日のこと、その方が、瞑想の時間が終わっても、感想を述べ合う時間になっても、全然動かないんですね・・。
 
ま、まさか!?
 
ひょ、ひょっとして、、
 
 
 
ついにお悟りになられたのか!と思いました。
 

f:id:ninchiko-udou:20170703111804j:plain

 
魂は天に召され、俗世には肉体のみが・・・
 
 
先生   (少し大きな声で)「○○さーん!」
菩薩(?) 「(ビクっ!!)すいません、、」
 
まぁ寝てただけでした。(ある意味、涅槃に召されry)
 
別の日には、明らかに寝息をたて始めるおばさんがいて、それが途中からイビキへと変わり、、そこにいかに反応しないか、マインドフルな状態を保てるかが、一番の修行だったこともありました。
(私は心の迷走状態、マインドワンダリングに即突入し、いびきに関する考察をたくさんしました。)
 

眠気への対抗策!

単純です!目を開けましょう!
瞑想って目を閉じるイメージですよね?別にそんなこともないそうです。
ただ、目を開けることのデメリットとして、視界に色んなものが入ってくるので、
集中は、しづらくなります。
なので、それをも解決する方法として、先生がオススメしてたのは半目です
眠くもならず、周囲もあまり気にならずという中間ですね。
(流派によっては、半目こそが正しい瞑想の行い方だとするものもあります)
 
ただ、これにも少しだけデメリットがありました。
姉が家に来ているときに、これ見よがしに私は瞑想をしてたんです。
 
そしたら
姉    「ちょ、なんで白目むいてんの!?」
 
エリまさ 「何のことをおっしゃっているのでしょうか」(反応が少しマインドフルに・・)
 
そして、自分のやっている行為を振り返ると、 
半目で、外光は取り入れつつ、でも、少し部屋の散らかりが気になるな〜。
なるべく周りの景色を見ないよう、眼球を上に向けよう・・・。
そう、その眼輪筋の使い方は、確かに、小学生のとき、皆で練習した、
アレと同じものだということが分かりました。
 

f:id:ninchiko-udou:20170703113518p:plain

 
でも大切なのは見た目ではありません。自身がいかに集中できるかです。
私は今でも白目を剥きながら、日々瞑想に励んでいます

あるある③究極のポーズを求めて

ポーズについては、いろんな書籍にいろんなことが書いてあります。
一番ざっくりしたものだと
 
堂々とした山のように座るといい。
富士山でもキリマンジャロでも好きな山を思い浮かべ、
その山になった気持ちで座る。
ミスター富士山となり、堂々と威厳を持って、
周りに畏敬の念を抱かせながらそこに座る
個性を重んじるアメリカならではですが、自由の行き過ぎによる不自由が発生しています。
 
まぁ、だいたいの本では、まず椅子に座って楽な姿勢をとりましょう!
というのが多いですね。
(マインドフルネスは、アメリカで発展してきた歴史があるので、
 地べたに座るということが、文化的に難しかったこともあるかもしれません。)
 
僕もそうしましたし、受講者の皆も初めは皆そうしました。
手は自然に太ももの上です。
 

f:id:ninchiko-udou:20170703172437j:plain

 
ただ、少し慣れると、どうせ長い時間(15分とか30分とか)やるんだから、
ポーズにもこだわろうとなってくるもんなんですね。
他の受講者も皆、思い思いのポーズを取り始めました。
(先生はポーズに関して、「背筋が伸びてリラックスできれば、みなさん好きなポーズで良いですよ」
 というアメリカ的リベラルな思想でした。)
 
ということで、ポーズ探求が始まります。 

ポーズ探求:脚編

あぐら VS 椅子座り
 
和と洋のプライドをかけた究極の一戦かと思われましたが、
この対決は、私の場合、案外あっさりと、あぐらが勝利しました。
 
[理由]あぐらの方が、背筋が伸びるのと、落ち着くから。(あくまで私はですが)
 
この話を先生にしたときに、言われたことは、
「瞑想の基本は、リラックスと集中の中間。
 なので、脚はリラックスして、背筋はピンと伸ばすという、
 あぐらでの瞑想姿勢は、ある意味で理に叶っていますよ」とのことでした。
 
確かに瞑想の達人で、椅子に座って瞑想してる人いないですよね。
(座り方について、補足させて下さい。いわゆるすぐに楽にできるあぐらと、
 座禅用とされている結跏趺坐・半跏趺坐は違います。僧侶の方は必ずこのどちらかを使います。ここからは好みだと思いますが、そういう伝統を重んじる、もしくは歴史的に淘汰されたものは何かしらの意味合いがあるとお考えの方は、上記の言葉で検索するとやり方がでてきます。)
 

ポーズ探求:手編

 座り方が、あぐらと定まった段階で、私の中での手の位置は決まっていました。
 

f:id:ninchiko-udou:20170703114044j:plain

 
そう、かの高名な僧、鑑真ポーズです。
(鑑真は、何度も船の難破に合いながら日本を目指し、6度目にようやくたどり着きます。
しかし、その過程で彼は失明してしまう。多感な思春期に、大きな衝撃を受けたのを覚えています。)
 
しかし、鑑真の日本での偉業とは裏腹に、
私の中では鑑真ポーズは割と初期の段階でボツになります。
私の場合「肩が凝る」んです。
 
どうしても、鑑真ポーズだと(何回言うねん)、肩が前側に縮こまりがちです。
もともと前傾になりがちな私の体にはあっていなかったんでしょう。
 
ということで、次に試したのは、ももの上に手を置くパターンです。
私は長らくその体制を続けました。
それで特段問題なかったので。
 
しかし、受講者の中で、明らかに異才を放つポーズを取り始めた、
美意識の高そうなマダムがいました。
 
 

     f:id:ninchiko-udou:20170703114952j:plain

 
 
美意識の高いマダムは皆、意識高い系の習い事を行います。
きっとそこで身につけたのでしょう。
 
「か、かっちょいい!!」 
私はその洗練されたフォルムに心惹かれ、
二番煎じの恥をかき捨てて、同様のポーズをとってみることにしました。
 
「こ、これは!!!」
 
なんということでしょう。(劇的ビ(ry))
このポーズ、必然的に腕を外側に向けることになり、肩・胸が自然に開きます
ポーズをとった瞬間に、これが私の肩こりに良いということが分かりました。
血流の改善を感じました。
そして、あの謎でしかなかった手の形。やってみると、
「悪くない!しっくりくる!馴染む!」
見た目の奇怪さに反し、やってみると全く違和感がありません。
力が入るわけではなく、かといって、緩みすぎるわけでもない。
 
そのポーズをとった後、先生に早速感想を伝えに行きました。
 
「エリまささんの言う通り、ヨガのポーズも、もちろん意味があるんですよ。
 確かに肩・胸は開きやすいポーズです。
 (逆にそれによって腰に痛みが出る人もいるので、万能なわけではないそうです。)
 それから手の形(印)は、以前にあぐらの姿勢について話したのと同じ理論で、
 完全にリラックスするわけでもなく、かといって力むわけでもない、
 その中間になるようになっています。
 目を半目にするのも、リラックスと緊張の中間と考えられるかもしれないですね。」
 
そして、 
「自身でそのポーズがしっくりくるのであれば、それがエリまささんにとって、
 ベストのポーズですよ!
 
先生からの、この言の葉をもって、エリまさのポーズの追求は終わりました
 

本日のまとめ

以上から、私なりの瞑想時の視線・ポーズについて総ざらいします。
 
脚はあぐら
 背筋は伸び、下半身はリラックス、瞑想の基本「緊張とリラックスの中間」を
 実現しやすいです。(より伝統的に正しい方法は結跏趺坐、半跏趺坐で検索)

f:id:ninchiko-udou:20170703174945j:plain

 
腕は外側に開き手は印を結び  
 腕が外を向くことで肩と胸が自然に開き、肩こり解消につながります。
 印も「緊張とリラックスの中間」の体現につながります。
 f:id:ninchiko-udou:20170703132217j:plain
 
 
そして
目は半目で白目
 眠さ防止のため、下界の光を取り入れながら、視覚に意識を奪われない方法。
 (白目は我流なので、皆さんは普通に半目にして下さい笑)

f:id:ninchiko-udou:20170703175315p:plain

 
更に、 
 ・セロトニン増加のために散歩で日焼けし、
 食欲低下で10kg以上痩せた中年男性
  

f:id:ninchiko-udou:20170703175217p:plain

 
・全体だと、こんな感じです! 

f:id:ninchiko-udou:20170703175422j:plain

 
 
 
・・・さて、本日は以上になります。
お目通しいただきまして、ありがとうございました。
 
f:id:ninchiko-udou:20170703121028p:plain 
 
 
 
 
 
・・・ 前回読んで下さった、真剣にマインドフルネスの情報を欲している人達の、
期待を裏切るような構成にしてしまった・・・orz
チャンスの時に真正面から勝負できないチキン野郎ぶりを、瞑想でどうにかしたい…笑
 
次回こそは、「瞑想は何時間やれば効果が出るのか!?」
最新の研究結果や、専門書のデータを引用・まとめて、
皆さんに真に有用な記事にすることを約束します!(きっと・・・)
 

ぜひ読者登録、twitterフォローお願いしますmm(基本、相互です!)

 

 

f:id:ninchiko-udou:20170703181122j:plain