うつ治療に学ぶ医学的ストレス解消 ~メンタルハック

旧帝大理系→人気企業入社→活躍!→うつ発症、休職→うつを軽視し即復職→うつ再発・再休職orz(イマココ)  意識高い系の元モーレツ理科系クリエイターが、挫折を経て最新のストレス研究を徹底調査&即実践!メンタル強化への役立つ情報と、自身の体験談を更新中 @eli_masa_ /メタ認知/マインドフルネス/ワーキングメモリー

諸悪の根源「ネガティブな感情の悪循環」に気づいた日

これまで「ネガティブな感情の悪循環」、そしてそれについての対処法「感情hack手法」に
ついて書きました。
 
私エリまさが、この概念の存在に初めて気づいたのは、
精神科医の先生との面談の時でした。
 
精神科医 「いま、仕事についてはどう考えてますか?」
 
エリまさ 「私は、どうしても当たり前のことを当たり前にできないんです。
      復職しても完全な会社のお荷物になってしまいます」
 
精神科医 「でも、これまでうまく仕事をこなしていたこともあるんですよね。」
 
エリまさ 「これまで仕事を続けてこれたのが、奇跡だと思うです。
      綱渡りの綱の上を、たまたま歩いてこれたような」
 
精神科医 「じゃあ、どうしていきますか?」
 
エリまさ 「発達障害の疑いがあるんじゃないかと思うんです。
      生活保護の申請も検討してるんですが、、」
 
おいおい、さすがに生活保護は行き過ぎだろ・・って思いますよね。
そのときの本人は、めちゃくちゃ真剣なんです。
 
上記のような、ネガティブな考えばかりを口にしていたとき、
 
「今はそういう考え方しかできなくなってるんです。
 考えるほど、悪く考えてしまうので、
 一度、仕事のことを考えるのはやめ、
 とにかくゆっくりして下さい
 
と言われました!
 
それまで、自分の将来が不安すぎて、考えることをやめられなかった、
かつ、考える事で何か解決の糸口が見出せるのではないかと思っていた、
かつ、考えて自分が辛い気持ちになる事が一種の自傷行為のようになっていた・・
 
など、色んな理由があって、それが悪い事だという意識もなく、
グルグル宛てもなく考えていました。
 
しかし、案外言われたことは素直に聞くタイプなので、
言われた通りなるべく考えるのをやめました。
(と言っても、つい日常の色んな事がきっかけで思い出してしまったりするのですが、)
 
そして、実際考えるのをやめてみると、憂鬱感・不安感が減少し、
事象をもう少し客観的に見られるようになりました。
 
(これを、認知行動療法の中の思考中断法というそうです。)
 
のちに、
「グルグル宛てもなく考える事が一番良くないんですよ!」
 
と言われたとき、このときの経験も含め、目からウロコが落ちるような感覚でした。
このような経験を通して、自分の感情をコントロールする事の研究(?)にのめり込む事になります。

続く・・